冷えの改善について2

前のページから続きで、「冷えの改善」についてはどのような方法があるのか紹介したいと思います。

【2:温度差を調整しやすい衣類の選び方】

冷え性の人にとって衣類というのは大切なポイントになります。というのも例えば女性の場合スカートやストッキングなどは保温性が低く、薄着のものも多く冷えやすいという特徴があります。
例えば指先やつま先などの体の末端部分が冷える人の場合、靴下の重ねてはいたり、カイロなどを使用して温めたとしても一時的には冷えが解消されたとしても、全身の交感神経の緊張がゆるまず血管が広がらないため、冷え性は改善しにくいといわれています。

冷えを改善するには体の中心(体幹)の熱をいかに手足に届けるかという工夫が必要になります。
下着や肌着などは男女問わず腕や胸、背中、お腹を覆う面積が広いものを着用することで、体幹部の深部を温めることができ、熱放散が増え交感神経の緊張がゆるみ、体の末端である手足や指先への血流がよくなり(増え)体を温かくします。
但し、過度な厚着や重ね着をすると発汗作用に影響が出るため、汗をかきやすくなり衣類が体を圧迫してしまい血流が悪くなる場合もありますので、適度にしてください。

ちなみに皮膚に直接触れる下着や肌着などの衣類については、吸収性が良く乾燥しやすい素材のものを使用することで体が温まりやすいといわれておりますので、季節によってはそのような素材のものを使用するのがいいでしょう。吸収性はいいが乾燥しにくく汗が冷えやすい綿などの素材は実は冷え性の対策にはむいていないといわれていますので、注意しましょう。

このページの上へ戻る